第36章 ♤そのままの二人で(松川一静)生誕記念 完結
いつもよりも少し遅い登校時間
寄り添って歩く俺達に
「あれ?松川くんだー!
今日は遅いんですねー!
ねぇ?最近連絡くれないのなんでー?」
「一静〜今度遊びに行かない?
彼氏と別れて暇なのよねー」
ヒラヒラ纏わり付く女子達
いつもは被らない近くの女子校の
ギャル軍団の登校時間とのバッティング。
「ごめんねー
彼女一筋なもんで」
内心焦りながらも
ヘラリと笑顔躱そうと思ってたら
「マジ!?超ウケるー!
もしかして、その子?」
「ウソ〜
松川さんって
こういう子タイプだっけ?
なーんか…」
「「フツー」」
ギャル達が高笑いを混ぜて
姫凪をディスりだした
”お前らみたいな
ケツの軽いのと一緒にすんな”とか
大人げない態度取りたいけど
こう言う時はスルーに限る
大事にすればする程、茶化される