第33章 🍫Valentine2018🍫(天童覚)完結
”幸せ”って言葉に
ウソはないだろうけどさ
ヤッパリ…
「アキラくん!
ガキで…ごめんネ!」
奪った俺が妬いて悪態ついたのは
気持ちよくないかな?とか
思ったり…したんだけど…
「は?そんなの知ってっし。
クソガキに取られたとか
あり得ねぇーとか
毎回思ってたし
今更ナンデスケド?」
間違えたァァ!?
「アッソォ!!
悪かったネ!
早く彼女の所に帰りなよ!」
呆れ顔のアキラくんに
ベーッと舌を出して
フンッと鼻を鳴らすと
いつものニヤニヤした笑いで
”へいへい”と適当に返事して
背を向けた後
「あ、お前ってさ
酔った姫凪に
当たった事ないっけ?」
チラッと俺を振り返る
そう言えば知らないかも…
ご飯食べに行っても
車だから飲まないし
家ではそんなに飲まないし