第32章 🍫Valentine2018🍫(赤葦京治)完結
…えっと?
まぁ、聞いた事はありますが…
「薬も飲んでるし
そこまで高くないですよ?
その…俺の子種まで
心配…ありが…ブッフォッ!!!」
可愛過ぎますから!
あまりに唐突な発言と不安材料に
お腹を抱えていると
『なによ!
本当に心配したの!
オバサン出かけるって言うから
頼み込んで鍵借して貰ったけど
下校待てなくて…早退して
来てみたら
京治が…凄い辛そう…で…
死んじゃうかも、とか…』
俺を睨む瞳から
大粒の涙を零して
『それなのに…
笑わないでよ…バカァ…!』
俺の胸をドンドン叩く
参ったな。
てっきりいつもと同じ
軽いノリかと思ってたら
「そんなに心配しましたか?」
『…うん!
京治が辛いの、辛い…もん!』
本気で泣く程
俺を心配してたなんて