第30章 あと一回…(及川徹)⚠️兄×妹R18⚠️ 完結
母ちゃんのご指名で
行きつけになってしまった
嶋田マートでの買い物
結構な量を頼まれて
これを持って帰るのか…
少し目が遠くを向いた
その時
「あれ?及川?
毎度ー!」
一番見つかりたくない人の声が
オレの耳に響いた
「あ、どーもー」
「相変わらず愛想のない。
潔く退いてやったの
後悔すんだけどー…
って?姫凪は?」
声の主は元恋敵。
“烏野商店街のメガネ王子”(自称)
嶋田誠さんだった
「呼び捨て止めてくれるかな!」
「いいだろ?ケチ!
お前だけ居てもなー…
テンション下がる〜」
酷い言われようだね!!
って突っかかるのは
大人げないからグッと我慢…
「あ、俺が会いに行けば良いのか」
出来ないよ!来るな!バーカバーカ!
「及川、顔に出過ぎてるから
その荷物ごと配達してやろうか?って
言ってるだけ
どうせ姫凪がまた
過保護に休まされてンだろー?」