第29章 ☆キミとボクとキイロ(御堂筋翔)生誕記念 完結
少なくとも寂しい想いなんか
させへんから
せやから
「ボクが治したる
寂しさも全部吸い取ったる
死ぬとか言われへん位に
愛したるから…
もう、死ぬとか言いなや」
消える日を考えんとき
『翔くん?』
「ボクを殺したぁなかったら
言うこと聞き、な?」
キミィが消えたら
きっとボクは…
って!ホンマにアカン、キモイわ。
『翔くん?』
「大人しゅうし
ボクの腕の中で
死にたいんやろ?
覚悟しぃよ?
死んだ方がマシなくらい
食い尽くすよ?」
ニヤリと口角を上げたボクに
『…死なへん、ごめん
だから…』
慌てて抱き着く姫凪