第29章 ☆キミとボクとキイロ(御堂筋翔)生誕記念 完結
迷惑とかはナイ
謝る事なんかナイ
ボクが居たいから居っただけやし
でも…脳裏を過ぎる
”死”のイメージは
ボクをハイイロに染めていく
「…キモッ!」
『ごめ…』
「ほな、今もこうしとかな
アカンやろ
死にそうな顔してから」
姫凪を胸に抱いて
優しく頭を撫でて
深くキスをする
アホかいな。
どんなけやねん
キミィもボクも。
今日はメンタル
豆腐なんやろか?
グズグズして
ホンマにキモイ。
『怒ってへんの?』
「怒っとるよ」
『ごめん…』
「おん、そう思うなら
早う良くなり
死ぬ前提で抱かれなや…
ボクゥがキミを抱くんは
キミィとボクが
生きるためや」
死なせへんわ
死ぬなや
死ぬとか言うなや