第28章 ♤伝えなきゃ伝わらない(花巻貴大)生誕記念 完結
『貴大…?
どうしたの?』
どうしたもこうしたも。
「あのなそんなカッコで
くっついたらダメ!」
『なんで?』
「またガッツクからに
決まってんべや!!
あ~、もう!
本気で壊したらどうすンだよ」
あれから止まらずに
箱の底が見えるくらい
ガッツいたのに
まだ勃つ俺どうよ!?
さすがに引かれるだろ!
童貞だからか!?
猿か?猿なのか!?
『…また一人で考えてるでしょ〜』
「はい!?」
腰を引く俺を縫い付けて
彼シャツ姿の
姫凪が上に乗る
「姫凪!?」
『…これから…一人で
考えたらお仕置きだから…』
そう言って俺の唇に
噛み付いて
『今日はこれで許してあげる
…誕生日、おめでと』
今度は優しく俺の唇を食べた