第5章 ♑愛されたがりの愛し方(黒尾鉄朗)クロの日 完結
とりあえずココで
”アホか”とか叱りながら
照れる姫凪に
融ける位に甘えまくって
いつもの感じにしようと思ってた
そしたら
『嬉しかったに決まってるやん
運命とか思った…
…逢いたくて…堪らんかった
昨日…ゴメンな…嫌わんといて…』
消えそうな声で俺に囁く姫凪
ダメだ。とてもじゃねぇけど
「ったく…お前はァ…
予定崩れまくりなんだよ
次の駅で降りんぞ!」
家まで待てない
『え?鉄朗?!』
「大人しく出来なかった
ハムちゃんのせいで
うちのテツローくんは
限界デス」
慌てる姫凪にニコリと
黒い笑いを浮かべ
途中下車して
駅前にはゴロゴロしてる
そういうホテルに
姫凪を連れて入る