第23章 ♑世界最速のプレゼント(赤葦京治)生誕記念 完結
「姫凪?」
言われてマジマジ見ると
確かに体調は良さそうじゃない
まさか、本当に
『…もう…光太郎は…
そういう所ばっか
敏感なんだからさー…
大丈夫だって…立ちっぱなしで
疲れてるだけだし…』
体調悪いとか。
それを他の誰かに
よりによって
元カレに気付かれるとか。
「あんま寝てねぇだろ?
疲れてるだけじゃねぇな?
熱、ある?
泣きそうな顔しやがって」
『…う…それは…』
「その後の尋問は
俺がしますから。
木兎さんはココマデでお願いします」
彼氏は誰だよ、ですよね。
悔しさも相まって
木兎さんから
姫凪さんを思い切り
引き離して
胸の中に閉じ込める