第22章 近過ぎたキミ⑦(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠完結
だったら
〈話があるんだけど
良いですか?
__嶋田さん〉
「あぁ」
及川の話くらいは聞いても
良いと思ったんだ
もちろん聞いた所で
俺の気持ちは変わるはずない
なんなら宣戦布告でもしてやれば
少しはこのモヤも
晴れるんじゃないか
そんな事を考えて
待ち合わせた場所に向かった
「待ったか?」
電柱に凭れる及川に声を掛けると
「別に。
遅くにすいません」
生意気さは欠片もない
ただ
「さっきは姫凪が
お世話になりました」
ヤッパリ少し敵意はあるのかと
思わざるを得ない
目で俺を見てる