第22章 近過ぎたキミ⑦(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠完結
てっきり
あのキスマークの事を
噛み付いてくるのかと思った
それは即ち
姫凪に手を付けたって事だ。
「別に大した事してねぇよ
飯食って帰っただけ
で?呼び出す程の用事か?」
口調がキツくなるのは
仕方ないだろう?
タバコに火をつけ
少し高い位置にある及川の
目を睨もうとした
その時
「ありがとうございます」
聞こえて来たのは
まさかの一言。
「は?なんでだよ?」
そりゃ最後まではシテない
でも殴られても仕方ない事を
してしまった自覚は
十分ある