第22章 近過ぎたキミ⑦(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠完結
情けなくて
悔しくて
納得するしかないのに
それすら出来なくて
まだなにか
またいつか
そんな事ばかり考える自分に
苛立って仕方ない
姫凪…今頃…
及川に抱かれてる…?
俺の付けた爪痕は
スッカリ上書きされてるか?
邪魔の一つでもと
手に持った携帯に
映る自分の顔が
ダサくてそっと画面を伏せる
寝ちまえたら楽なのに
目を瞑ると
姫凪の顔が
寝転がると
姫凪の香りが
再生されて眠れる気がしなくて
結局タバコの煙と
愚痴を戯れさせるしか出来ない