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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)
第22章 近過ぎたキミ⑦(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠完結
「眠れる気しねぇ…」
部屋の壁に凭れて
吐き出すタバコの煙に
誰にも届かない泣き言を混ぜる
気を緩めたら
そこに涙も混ざるから
必死で気を張るけど
「思いっきり泣いたら
少しは楽になるかな…」
微かに残る
姫凪の香りが
俺の唇から弱音を零させる
アイツが俺から
離れられなくなるくらい
もっと傷付ければ良かった
もっと縛れば良かった
もっと早くオマエに気付けば良かった
自分の気持ちを
もっともっと
伝えられたら良かったのに…!
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