第20章 近過ぎたキミ⑤(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
なのに…
『…ぁ…う…っ、徹…?
もっと…抱いて…』
姫凪の口からは
打ちひしがれる言葉
回る腕に力がこもり
グリグリとオデコが胸に
擦り付けられる
『好き…離れ…ないで
ごめんなさい…』
寝言にしてはハッキリし過ぎてる声
俺のシャツを濡らす涙
「クソ…!
嫉妬を煽ってンの?
それとも突き落としてぇの…?
どっちにしても…
止まりそうにねぇよ
キレそうだ…
記憶全部ボロボロにしちまいてぇ」
姫凪をキツく抱いて
背中を指でなぞり
小さなお尻をユックリ撫で回す