• テキストサイズ

甘い甘くない甘い【ハイキュー】

第5章 ☆告白のタイミング【岩泉一】





「その後皆んなで飯食いに行って…あ、国見と京谷は帰ってたな。

それで金田一ずっと俺と松川の前でずっと泣いててさ、すごかったんだぜ、本当に。



…でそのまま3年だけで体育館行って、バレーした。
7人だと人数微妙で、しかも吐きそうだったよ。




そんでその後……」




ハジメくんの話は一度そこで切れた。
さっきまで楽しそうに話をしてたのに、いきなりの沈黙。


…少しの沈黙の後、首元に落ちた水滴。
今度はきっと髪から落ちた水滴じゃない。




「…せっかく平和に終われそうだったのによ、及川のやつ、
"3年間ありがとう!!!"なんて、泣きながら大声で叫んだんだよ。

………あいつ、あんなめんどくせぇやつなのに…な」




きっとその瞬間、ハジメくん含めた及川くん以外の6人も泣いたんだろう。
3年だけしかいない、その空間で。


私はただ、ハジメの背中に手を回して彼の背中をゆっくり叩いた。

…青城は、本当に強いチームだと思った。




「シホ、お前って本当優しいよな…」


「んー?ハジメくん限定だよ…」


「…?今なんて言った??」


「泣き虫はたくさん泣いていいよ〜って言った」


「泣き虫じゃねぇよ!!」









/ 179ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp