第13章 ♢純情すぎた。【黄金川貫至】
「黄金川くん、顔赤いよ」
「え!!?ほんと!?!?」
「大好きかよ、せいぜいがんばれよ〜」
「からかわないでくださいよ!!!!」
ニヤリと笑う二口先輩に、クスクスと笑う作並くん。
2人揃って…!!!
あれからというもの前田と話す機会は増え、なんだか俺に向けて笑ってくれることも多くなった気がする…んだけど、
気のせいなのかなあ!?分かんないんだよな!!!?
「二口先輩!!!!俺、バレーもっと上手くなります!!!」
「今の流れでなんでそうなんだ!?」
「そしたら俺に、女子の口説き方を教えて下さい!!!」
「嫌だわ!!!」
あれから半年、なんとか黄金川が頑張りくっついた。
嫌々ながら二口がアドバイスをしたことでうまくいったのである。
おわり。