第1章 *とっくに普通以上だったよ【国見英】
○おまけ
ふと目を覚ますと夜の7時。
親は9時とかに帰ってくるから問題はない。
ベッドから起き上がろうとすると、ぐいっと勢いよく腕を引っ張られた。
「…ねぇ、国見くん??いつから私のこと好きだったの?」
興味津々に前田が聞いてきた。
俺より先に起きてたのか…めんどくさいことになったな。
そんなこと、説明するつもりなかったんだけど…。
「秘密だよ、秘密」
「だって国見くん、ずっと触りたかったとか言ってたじゃん」
そうだ、そんな恥ずかしいことも言った。
うわー…言わなきゃよかった。
そんなことを今更言っても、きっと前田はしつこく聞いてくるだろうし、なんて言おうかな。
っていうか、服着たらどうなんだよ。