第12章 ♢ストレートと不器用。【白布賢二郎】
◯おまけ
「…白布さん。髪触っていいですか」
「はあ?お前髪触るの好きかよ。…いいけど」
さっきやっとの思いで白布に気持ちを伝えたところ、見事両思いに。
川西くんにアドバイス求めてよかったああと心の底から思う。
実はというと白布の口から最近私の名前が出るようになったらしくこれは今しかないと思い、告白を決めた。
のはいいけど、向こうは私のことが好きではなさそうなのでどうにか好きになってもらおうということで、五色くんと仲良くなるのを何故かオススメされた。
で、今に至る。
川西くんにはなにかお菓子でもあげよう。
「うわあ、さらっさらだ…」
「男の髪触って何が楽しいんだよ」
「白布の髪前から触りたかったんだよね…」
「あっそ」
白布は冷たいけどなんだかんだ触らせてくれるので、嬉しい。
ツンデレなのかなとか思うけど、キレられるのも嫌なのでそれは黙っておこうと思う。