第11章 *アルコールと冬【北信介】
◯おまけ
「シホ、起きたか?朝飯…遅なったけど食べるか?」
終わった後、俺のベッドで幸せそうに眠る彼女に声をかけた。先程少し動いていたから起きたのだと思って声をかけたが、まだ寝ているようだ。
「なんや、気のせいか」
「…おはよう、北さん」
ベッドから離れようとすると、服の袖をくっと引っ張られた。
眠そうに目を擦る、可愛い彼女。
「体、平気か?」
「全然大丈夫ですよ、もう起きてたんですね」
時刻は昼過ぎ。
終わった後二人でまた眠ってしまったのだが、いつものように俺の方が起きるのは早かった。
…本当はいつかの夜、そうゆうことをする予定だったのにまさか朝やることになるとは。思ってもみなかった。
でも、そんなことはもういいか。
「服着てこっち来、飯食べよな」
「はい!」
ニカッと笑う彼女から一度離れ、飯の準備をする。
もう、昼飯か。