• テキストサイズ

甘い甘くない甘い【ハイキュー】

第8章 ☆遠くて、遠い。【西谷夕】休止してます、、、





始まり出したバーベキューのテンションについていけず、
なんとなく座っていると黒尾さんがお肉を持ってきてくれた。


「お疲れかー?マネージャー」


いつものようなニヒルな笑みを浮かべ、私の頭をポンっと叩いて黒尾さんはどこかへ行った。

私を気にしてくれたんだよね、きっと。
よく気がつくなぁ、あの人は。



「…おいし、」


「お!こんなところにいた!!」


その声にパッと反応して見上げた。


お肉を口に頬張った直後、ぴょこんと私の視界に現れた西谷くん。ビックリしてお肉が喉に詰まりそう…っ。



「に、西谷くん…」


「んー?元気かー??
お前全然食ってないじゃないかよ!!これやる!!」



そう言って目の前に出された大量のお肉。
なんでこんな持ってきてるんだ、この人は。


でもあまりのことで笑ってしまう。



「すごい量…」


「おっ、笑った。
お前合宿中全然笑ってなかったから、体調悪いのかと思っててよ」



「…っ、いや、そんなことないよ…」



見られてた。

少しだけバレてた。会ってないのに。
別に面識なんてあの日のあれだけなのに。








/ 179ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp