第8章 ☆遠くて、遠い。【西谷夕】休止してます、、、
それからも本当にあっという間の時間だった。
彼と会える機会もなく、ゆっくりする暇もなく、
ただただマネージャーとしての仕事をこなす。
最終日になるとだんだん疲れも溜まってきて、最後の試合が終われば力が抜けて椅子に座り込む。
…仕事だけで疲れたわけじゃない。
彼を見るとなんか無駄に考えてしまう。
そのせいでどっと疲れが増したようだ。
外はすごく綺麗な晴天なのに、その太陽が眩しくてかなりうざったいと感じてしまうほど。
「…なんで烏野あんな元気なんだ?」
「理解できない…」
誰かの話す声。
私も彼らの元気の良さには理解が出来ない。
あ、そっかこの後バーベキュー…
ふと思い出したバーベキューのこと。
そうだ、試合が全て終わったらバーベキューやるんだってことすっかり忘れてた。
同じ学校だけでなく、他校のメンバーともわちゃわちゃと集まりだす。
マネージャーさん達もマネージャーさん達で集まっているので、出来ればそこに行きたい。
あぁ、でもなんかもう…まだいいや…