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夏の風

第1章 出会いの日


もともと

壁とか作らん人柄やし…


誰とでも友達になれる性格なんは

重々知ってたけども…



ここまでとは

誰が想像すんの…(笑)?



村上くんのせいで

ちょっとコジャレた店を予約したのに

店まで変わってしまうし…



八重歯キラキラ焼き肉バカのせいで

店の中煙かひどいし

なんか座りかたも変で

反対側に座ってしまったくるみの姿が

あんま見えへんし…



俺の隣では

くるみの友だちのきりちゃんが

俺の焼いた肉までかっさらっていくし…



もうふんだりけったりやんか!!!



なんて叫びそうになってたら



「絶対違う!!」



「やからそうやっていうてるやろ(笑)?」



「信じないもんね(笑)」




そんな二人の楽しそうな会話が

耳に飛び込んできて



我慢できずに



「何?何の話なん!?」



なんてがっついた俺にくるみは


「信ちゃんがね…?

信ちゃんとおくらちゃん

それに章ちゃんまで…

関ジャニ∞だって言うんだよ(笑)」



なんてけらけらと可笑しそうに

笑い声をあげる…




「ちょっと私が大好きな村上くんの声に

似てるねって言っただけなのに…(笑)」


果たして頃は


笑ってええのか

笑ったらあかんのか


難しいジャッジを

自分の中でしていると


隣の肉盗み食いきりちゃんが

一つ大きなため息を吐き出したかと思うと…




「正解。


大正解だよくるみ。


あんたの隣にいるのは

あんたの大好きなタカツキングだし…

あんたの目の前にいるのは

関ジャニ∞の大倉忠義だよ…


てかどんな偶然があったら

こんなイケメンアイドルに街中で

声かけられるんだよバカ!!」



なんて遠慮も配慮も微塵も感じさせない

一言を放つ…




さすがくるみの友達だけあるわ…

肉盗み食いきりちゃん…!



なんて感心したのも束の間…



そんなきりちゃんな発言に

等の本人のくるみは




「キャー!

本物のタカツキングだぁ!!!」



なんて雄叫びをあげ

握手なんてし合う始末で…




なんか俺の大倉忠義の部分だけ

存在感薄すぎとちゃうの…(涙)?
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