• テキストサイズ

夏の風

第5章 好きのさきにあるものは…?


「うわぁ…潮の匂いがする(笑)」


車の窓から顔を出しながら

そう言って嬉しそうに笑うくるみを



「こら…あんまり顔だしたらあかんて…

危ないから(笑)」



なんてたしなめながら

笑顔で車を走らせてる今…



本当は内心心臓ばっくばくで

笑ってる顔もかなりひきつってることは

言うまでもない…(涙)



海について

二人で砂浜に座ってからも




くるみの話す言葉に

適当に相づちを打ち続ける俺に




「おくらちゃん…

私今何て言ったか聞いてた?」



なんて少しほっぺたを膨らませ




「私のこと嫌い?って聞いたのに…

"うん"だって…

おくらちゃんはここに来るまでも

来てからもずっと


心ここにあらず…だよね?

もういいから…家に帰ろう?」



なんて怒り出す始末で



「ちょっと待って…(汗)!」



そう焦りながら掴んだ手に

くるみはすごく驚いた顔をした…
/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp