• テキストサイズ

夏の風

第5章 好きのさきにあるものは…?


「おくらちゃん…大丈夫(笑)?」


家の中を落ち着き無く

うろうろと歩き回る俺に

くるみは可笑しそうに

そう問いかけてくる…




大丈夫かって…?


全然大丈夫ちゃうわ!!!




いつかは言わなあかんし

いつかは通らなあかん道やけど



今日がその日とか

思ってなかったし…



心の準備が

まっったく出来てない…(涙)




"ピンポーン"




部屋に響き渡る

インターホンの音に



ビビりまくりな心臓は

5センチぐらい飛びはねる…




大きく息を吐き出しながら

玄関に向かう足が

尋常じゃなく重たいのは




絶対気のせいじゃないわ…(涙)

/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp