第5章 好きのさきにあるものは…?
「うわーい我が家だぁ(笑)」
なんて叫びながら
家のソファーに座り込む
くるみの隣に
「退院じゃなくて一時帰宅なんやから
嬉しいんは解るけど…
絶対無理はあかんからね?」
そう言って腰をかけると…
「解ってるよ(笑)
みっちゃんに無理言って
3日だけの約束で帰らしてもらったから
大切に使わせてもらいます(笑)」
なんて嬉しそうに
俺の肩に頭を乗せる…
「くるみはその3日間で何をすんの…?」
「うん…?
したいことがね…
3つあるんだ(笑)
そのためには…
おくらちゃんの協力が必要なんで
よろしくお願いします…(笑)」
そう言って笑うくるみの顔は
なんだかちょっと
イタズラ好きな
小さな女の子みたいやった…