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夏の風

第4章 君は強い!


「くるみ…?」


「バイバイ…おくらちゃん(笑)」



解りません…


解りたくありません…


ぜっんぜん納得いってません!!!



いつだってくるみの考えてること

思ってることの全てが


悲しいけど全く俺には

理解できない…



それでもこれは

ちゃうやろ…?



何でいつもはぐらかす…?

何でいつも肝心なことは言わへんの…?

何でいつも逃げ出すん…?



今さらやけど気付いたわ…

弱虫なんは俺じゃなく



くるみの方なんやってことに…




「俺は…帰らへんよ?」



「おくらちゃん…?」



「もう絶対にくるみのつく嘘に

騙されへんからな(笑)」




「………………」




「俺が唯一くるみに

嫌いなとこがあるとすれば…



くるみがいつも自分勝手に

何でも一人で決めてしまうとこやわ…(笑)



一人で悩んで怖かったやろ…?

いっぱいいっぱい悩んだんやろ…?


やから今決めた!

その子は誰が何と言おうと俺の子!!


くるみが違うって言おうと

もう決めたから(笑)」




振り回されてばかりで

バカみたいな自分が嫌なら

本当のバカになってしまえばいい…





バカなふりをして

騙されたふりをして




くるみにくっついて

もう絶対に離れたらへん……
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