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夏の風

第4章 君は強い!


くるみが俺の前から消える…


もう日常茶飯事で

そんなことには慣れっこや(笑)



でも今回は

どうやら今までとは違うらしい…




まず携帯が解約され

メールも宛先不明で送れなくなって


きりちゃんとさえ

連絡が取れなくなる始末



今回はほんまに

俺の前からきれいに跡形もなく

姿を消してしまったんや…



そう気付いたけど


目の前にいなくなったから

気持ちまで消えてなくなるのかというと



それはまったく別の用で




うとうとと居眠りをしているとき

忙しくて目が回りそうなとき



いつもふとした瞬間に

くるみは俺の前に現れて




"おくらちゃん(笑)"


そう名前を呼びながら

けらけらと楽しそうに笑うんや…




忘れてほしいの?

忘れてほしくないの?


いったいどっちやねんな!!



そう言いたくもなるわ(笑)






でもこんなことを言えるようになったんは

ほんと最近で…



いなくなってすぐのときは


怒ったり、悲しんだり

酒に溺れたり、安に泣きついたり



そりゃもう見れたもんじゃない

状態(笑)




でも1ヶ月がたって

2ヶ月がたって


そうやって少しずつ

時間が過ぎるごとに


俺は少しずつ

笑うことが出来るようになった…
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