第1章 作成中
廊下に出ると、先程まで教室に顔を覗かせていた相葉くんが、潤くんに捕まえられた所だった。
雅「お、来た来たー!」
『ごめんね、お待たせ~』
和「本当にね」
『もー、うるっさいなぁ!』
翔「まあまあ(笑) そんな待ってないし、大丈夫だよ」
翔くんはすかさず私とにのの間に入り、相葉くんと潤くんに、ね!と共感を求める。
それに対して相葉くんは満面の笑みで何度も大きく頷き、隣にいる潤くんは少しうざったそうに相葉くんを見ている。
バラッバラの個性が勢揃い。
雅「よーし、みんな揃ったことだし帰ろー!」
潤「あーまじコイツうるせぇ。本当に年上かよ」
雅「おい!失礼な!こう見えてもお前より年上だっつーの!」
翔「こう見えてもって(笑) 自分で言っちゃう?それ(笑)」
和「だってバカだもん。ね、相葉さん」
雅「バカじゃねーよ!違うよね、!」
『え、』
翔「あはは、戸惑ってる(笑)」
雅「ちょっと、そこは即答するとこでしょ!?」
和「バカだって?」
雅「だからバカじゃねーって!」
潤「つーかそんなのどうでもいいから早く帰りたいんだけど」
和「そうだね、帰ろ帰ろ~」
雅「ひでぇ・・・まじひでぇ・・・」
翔「あっはっはっは(笑)」
こんな廊下のど真ん中でなくとも帰りながらでもいいような話を終え、ようやく下駄箱に向かって歩き出した。
毎日こんなくだらない話で盛り上がる私たちは、傍から見たらおかしいのかな。
だって、その中にいる私でさえおかしくて笑っちゃうくらいだもん(笑)