第1章 作成中
和「何でお前が来んだよ」
『誘われたから』
和「断るだろ普通」
『・・・・・・』
和「つーか相葉さんも何で言っちゃうかなー。テスト期間中にゲームするとか俺までバカだって思われちゃうじゃん。しかもこいつまで誘うとか・・・」
雅「だってゲームは大勢でやった方が楽しいでしょ!」
和「俺が言ってんのはそういうことじゃねーんだけど」
雅「あ、もしかして、ゲーム苦手だった・・・?」
『ううん。てか、今まで何度も一緒にゲームしたじゃん!』
雅「あーそうだよね!!そうそう、したした!」
和「はぁ・・・バカばっか・・・」
何だかんだ言いながらも私を強く突っぱねたりはして来ないし、足を止めることなくそのまま歩いている。
本当に嫌なら、多分にのはとっくに帰ってるだろうし。
1人前を歩くにのの後ろで、相葉くんとあれこれ話しながら相葉くんの家を目指した。
雅「ただいまー!」
和「お邪魔しまーす」
『お邪魔します』
相葉くんの部屋に着くなり、あっちーなんて言いながら当たり前かのように座って扇風機を陣取るにの。
挙げ句の果てには
和「あ、俺麦茶」
と、どこぞの亭主関白のようなセリフ。
優しい相葉くんは文句を言いつつもキッチンに向かっていった。
和「何突っ立ってんの、座れば?」
『座ればって、まるで自分の家みたいに・・・』
和「散々来てんのに今更じゃん」
確かにそうだけど、なんて変に納得してしまうほど相葉くんの家にはお邪魔している。
恐らく、にのは私の倍以上はお邪魔してるんじゃないかと思う。
雅「お待たせー!も麦茶で良かった?」
『うん、ありがとう。手伝いもせずにごめんね』
和「本当にね」
『アンタに言われたくないんだけど!』
雅「よーし、ゲームしよ!」
相葉くんが持ってきてくれた飲み物とお菓子を飲み食いしながらのゲームは想像以上に盛り上がり、テスト期間であることも忘れて3人で騒ぎに騒いだ。