第4章 中身は想像つかない
信長「それも含めての頼みだ。どうだ、聞いてくれるか?」
「……はい、分かりました。ここに住まわせて頂くし、そのお礼と言ってもなんですが信長さんの頼みですからね。精進します!」
信長「頼もしいな。」クククッ
そう言って安心した笑みを浮かべる信長さん
信長「今宵はもう遅いからな。そろそろ寝るぞ。」
「あ、はい!でも、片付けが…」
信長「皆起きたら侍女がやってくれるだろう。」
「りょ、了解です!」
信長さんはテキパキと布団を出し、寝る準備をし始めた。
信長「何立ってるんだ?早く寝ろ」
「いや、どこで寝たらいいかと…」
あはは…と笑っていると
信長「………俺の寝床でねるか?」
「え、いいんですか??」
信長「あぁ、今日だけ特別だ。ただし………」
ただし……?
信長「俺に触るな」
「………え?」
信長「だから、俺に触るな。」
「なぜですか?」
信長「………とにかく今日は触れるんじゃないぞ。」
「えー…」
信長「だったら廊下で 「嫌です」……じゃあ触れるなよ。」
「それはフリですか」
信長「ふり?」
「いえ、なんでもないです。」
布団は2つ用意してくれた。
俺の分と信長さんの分
間が少し離れているような気がするが……
信長「寝るぞ」
といい、明かりを消す信長さん。
周りは、月明かりでぼんやりと光っている
もぞもぞと布団に入ること数分
寝れん。
信長さん、まだ起きてるかな…
天井を見ていた視線を、横で寝ている信長さんに視線を移す。
「信長さん…?」
布団が擦れる音とともに、寝息が聞こえてくる。
「寝ちゃったか…」
ちょっと寂しいな…
あ!信長さんの隣りで寝ちゃお!
いいよね!うん!
ゴソッと起きて、布団を寄せる。
そして、信長さんの布団に、
「失礼しまーす…」
と声をかけて潜り込む。
信長「ん………?」
あ、やべ…起きた?