第6章 風呂なう。笑
信長「っ。そんなに心配するな。のぼせただけだ。……は2重人格なのか?」
凄くショックを受けていた俺にそうやって、声を掛けてくれる。あんな事したのに、俺は嬉しかった。
「2重人格じゃないです。ヤる時になると信長さんが可愛くて苛めたくなるというか…」
信長「…………俺は可愛いのか。」
「格好良いし、綺麗だし、可愛いです。顔だけでは無いですよ?性格もですね!」
信長さんは「そうか。」と言って、満足そうな顔をして湯船を上がる。
「誰かいますかね?」
信長「いないと困る。」
ですよね笑
だって服が無いですから!
風呂を出て、手ぬぐいで体を拭き、腰に巻き付ける。
髪の毛からは水がポタポタと落ちていて
『水も滴るいい男』って奴だ。
信長「おい!誰かいるか!」
光秀「はい、何かご用事ですか?」
信長「着るものを2つ用意してくれ」
「頼む!」
光秀さんは後ろにいる俺を見たとたん、少し目を見開いたが、何か納得した顔をした。
光秀「すぐにお持ち致します。」
と言って風呂を出ていった。
信長「…………光秀は感のいい男だからな」
「化けの皮を剥いでみたいですね」
信長「………」
信長さんは驚いた顔をしてこちらを見る。
あれ?俺何かいかん事いったっけ
「信長さん??」
突然笑いだす。
信長「クククッ光秀もいつ食われるのかと思ってな。」
「え?」
信長「何でもない。気にするな。」
「え、気になりますよ。」
と、他愛のない話を信長さんと一緒に話していると光秀さんが着るものを持ってきてくれた。
光秀「随分、信長さんと仲良くなったんだな」クククッ
不敵に笑う光秀さん。
信長「は面白い。見ていてあきん。」ニヤリ
光秀「私もそう思います。」
「お、この着物ぴったし!色も綺麗!!」
光秀「それは俺の着物だ、見た所俺と余り背が変わらないからな。丁度いいなら良かった。」
「そうなんだ!」
着物を着て、気分が上がる。
まるで、お祭り気分だ。