第4章 中身は想像つかない
「えぇっと、どうだったと言われても…最後まで事はなしてませんよ?」
信長「!!それは誠か?」
政宗「本当なのか!?」
声に出した信長さんと政宗さん
秀吉さん以外の、声を出していないその他の人も大変驚いた顔をしている。
「え…あ、はい。会ったばかりの人を抱くってのもちょっと…」
信長「番にかってないのは分かったが、まさかな」
秀吉「信長様、俺がやられた方が良かったのですか。」
機嫌を損ねてムスッとしている秀吉さん
信長「流れからしてそうだろう。むしろ発情期の秀吉を襲わない方が可笑しい」
お酌をしている俺を見つめる信長さん
「もしかして、秀吉さん襲った方が良かったですか?」
秀吉「な!?」
秀吉さんはバッとこちらを振り返る
「襲ってほしければいつでも襲えますよ、まだオメガの匂い消えてるわけではないので…」
「今すぐにでも」ジロッと秀吉さんを見つめる。
秀吉「ひっ…///」
この場にいるオメガ全員が身震いをした。
同時にアルファ特有の匂いがブワッと広がる。
光秀「ゾク……ほう、興味深いな。」ニヤリ
家康「っ!?///」
三成「この匂いは…」
政宗「す、すげぇ…」
信長「こら。」
ゴン!
「いてっ」
信長さんに、げんこつされた。
戦国武将にげんこつされた。
もう一度言おう。げんこつされた。←
信長「匂いがただ漏れだぞ。」
「え、?……ご、ごめんなさい!」
こちらを見る熱い視線に気づき、理性を少し失っていたことに気づく。
周りの空気は普通の空気に変わっていった。
信長「、気を抜くなと言うのは酷だろう。だが、気楽すぎるのは駄目だ。いつ誰がお前に落ちるか分からんからな」ニヤリ
「気をつけます!……あれ?でも信長さんは、俺の匂いに反応してなかった様な…」
信長「ふん。俺もお前と同じだ。いつでもお前を落とせるんだぞ?」
オメガの信長さんに、こちらをジッと見つめられ、思わずドキリとしてしまう。
信長「には、ここにいる為に俺が決めた規律を守ってもらう。」