第2章 【裏】恋のスパイス/ナポレオン・ボナパルト
「やだ…ナポレオン…っ、恥ずかしいよ…っ!」
犬のような格好で腰を揺らし、自身の言葉とは真逆の行動を取ってしまう遥香。一層指の動きを早めれば、甲高い声を漏らした。短い痙攣の後、勢い良く吹き出した潮。
「…やだ…ぁ、っ。」
弱々しい声を漏らす遥香の腰を持ち上げ、熱くなった肉棒をそのまま一気に挿入すると、遥香はいつも以上にキツく俺のモノを締め上げた。
「や、あっ…!は、っ、ふ、ああっ!あ!っあ!んあっ!」
両腕を掴み、更に奥を突き上げた。弓形になり必死に俺のモノを受け入れる姿を見て、漸く遥香は俺のモノなのだと自覚出来た。
明るく朗らかで、弱い癖に何処か強い。そして、一癖も二癖もあるこの屋敷の住人の心を開かせ、客人として迎えられた筈の遥香はしっかりとここの住人として受け入れられていた。今となっては俺と遥香が恋仲である事は周知の事実。だが、そうでなければ、遥香を恋人として受け入れたいと思っている奴は少なくないだろう。だから遥香自身にもその自覚をして欲しい。お前の笑顔で幸せになる奴は俺一人じゃないという事を。
「ナポ、レオ…っ!い、イっ、ちゃう…!や、あっ!ふ、ああっ!」
「ほら、イけよ。ちゃんと見ててやるから。」
「ふ、っああっ!あああっ!」
遥香が絶頂に達し、高まる射精感を抑え、自身を引き抜き、項垂れる遥香の背中に白い欲望を吐き出した。
「…はあ…っ、ナポ、レオン…。」
未だに快感の拭いきれぬ視線で見つめられ、ありったけの欲を吐き出した筈が再び熱が宿った。
「俺以外の奴に無闇矢鱈と愛嬌を振り撒くな。お前は俺だけを見てればいい。」
そう言って再び遥香の腰を掴めば、もう無理と言って逃げようとする遥香の蜜壷に再び肉棒を挿入した。その後、飽きる事なく、何度も遥香に欲を吐き出した。