第9章 真冬の日〈A×S〉
~A.
しょーちゃんの家に押し入る様に宅飲みを
誘ってから一日たった。
俺の誕生日当日はもう俺の家に来てって言ってあるし
でも皆で祝いたいって言うから、前日、つまり
今日は皆でお祝いする日。
今日の仕事は5人バラバラだったけど、何とか
集まる事ができた
「じゃ、明日だけど相葉ちゃんおめでと〜!」
おーちゃんがそうコップを持ち上げれば、
皆それに合わせて持ち上げる
「明日だけどおめでと〜!」
「明日だけどね〜」
あした〜何て皆言いながらコップに入ってるお酒
を口の中に入れていく
「いや、明日明日言い過ぎじゃない!?」
松潤が作ってくれた料理を食べながら話していく
「いや〜、一日早いけどまぁいいか!」
「いや、相葉さんが今日って言ったんでしょ」
ハンバーグを食べながら言うニノ
「明日は?しょーくんと二人なの?」
「申し訳ないけど…、そうなるね、」
おーちゃんとしょーくんが料理を分けながら話してる
松潤本人はまだ何か作っているらしく、キッチン
でガサゴソしている
俺?俺はね、誕生日席で酒飲んでる、
「雅紀、はい」
サラダとかのったお皿を俺の前に置き、当然の
様に隣に座るしょーちゃん
「ありがとう、しょーちゃんは?食べないの?」
「ん〜、食べすぎるとケーキ入んなくなっちゃう」
困り顔でわらうしょーちゃんは可愛くて、
ついね、声にでちゃった訳よ、可愛いって
「もう雅紀、俺は可愛くないっ!」
頬を膨らませながら言うしょーちゃんは、いやほんと
可愛い
「お〜、しょーくんかあいいな〜」
しょーちゃんの頭に手を伸ばしてぐりぐり撫でだす
おーちゃん
「だ、もう!可愛くないって、!髪が〜!」
「うひゃひゃ!鳥の巣みたい!」
「大野さん、翔さんの髪が大変な事になってますよ」
「ちょ、これどう言う状況…?」
何か途中から、誕生日会より、普段と変わらない
感じになっちゃったけど、楽しいからいいや!
「も〜俺みんなに会えてよかったよ〜!!」
明日、楽しみだなぁ
へらへらしすぎたのか、ニノが頭叩いてきた
そんな顔緩んでたかな〜、
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