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Redline【気象系BL】

第8章 昼夜〈N×S〉


~N.





何に対しても真面目な翔さん。煙草だって匂いが
移るからって、家以外じゃ吸わない。
そのせいで、家で吸う量が半端じゃない。
もうかれこれ吸い始めて四本目位。
「ほら、ご飯食べるよ」
天井を仰ぎながら煙で戯れてる翔さんに声を
かける。
「ん、ありがとう!うまそ〜、」
運んできた料理に目を輝かせ手を合わせる翔さん
「はぁい、いただきます」
二人で手を合わせ声を揃える。
「ん〜、和のご飯美味しい〜」
唇についたソースを舌で舐めとりながら
口に詰め込んでいくのを、目の前で見てる俺の
気持ちわかってるのかな〜、結構我慢してんのよ〜、

「ごちそうさまでしたぁ〜」
ぺろりと全部たいらげて、ニコニコと片付けてく
様をみて、テレビじゃ絶対見せない顔だよな、
なんてぼやっと考える。
「和は、煙草なくていいの、?」
「ん〜?俺は翔さん程スモーカーじゃないからねぇ、
我慢出来るんです〜」
「えぇ…、俺そんな吸ってるの?」
何て、しょげた翔さんは可愛いけど、手に持ってる
煙草は可愛くない。
「前はセッターだったのに、不思議だね」
「興味本位で吸ってみたら、セッター駄目になった、
メンソールこわい、」
そう言いながら煙を吐く。

「お風呂は?一緒にはいる?」
からかう様に頭を撫でながら聞けばすぐに顔が
赤くそまる。
「…、和が、いいなら…」
頭の上に乗った俺の手に自分の手を重ね、小さく
呟いた。
はぁー、可愛すぎだわ、毎回理性保つの大変なん
だよね、ったく、
「んふふ、じゃあはいるよ」
「ん…、はいる」
パシャリと閉じられたお風呂のドアに、驚き
ながら翔さんは、そそくさとお湯に浸かった。
「今日も、一緒に寝よ、」
縁に手を乗せながら上目で聞いてくる翔さん。
今夜寝かせてあげれるかな、





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