第7章 冬の始まり〈O×S〉
~S.
つい、いいよ何て言っちゃったけど、俺の思ってた
意味と、智くんの意味合いは違ったらしい。
俺が智くんを好きにしていい。じゃなくて、
智くんが俺を好きにしていい。の方だった、
日本語、ややこしい、
何て、呑気に考えてると、目の前の智くんの目が
ぎらりと、光った。
「しょーくん、余裕そうだね?」
「んぇ、?…そんな事ッ、」
否定するけど、智くんの手は止まらなくて、
握りこまれてる、俺の中心を緩く上下に動かし
始めた。
「んん、ふぁ、ッ、」
自分の意志とは反対にでてくる、この甘ったるい
声に、嫌気がさして、出ないよう唇を噛んでたら
「口、痛くなっちゃうよ」
何て、智くんが言った
「こえ、やぁ、ッ、」
智くんに中心を擦られ、頭が真っ白になりかけ
ながら、言えば
「可愛いから、我慢しないで、」
そう、耳元で言われ
「っ、!ぅあ…ッんぁああっっ」
俺の中心から、白濁が流れた。
「…、はっ、も、むり、」
「無理じゃないでしょ、?」
訴えるも智くんは、指を滑らせ、俺の蕾の周りを
なで始めた。
「智くん、手、こわい…」
始めてだから、多分痛い。智くんの時もそうだった
のを思い出し、不安になって、手を前に出せば
ぎゅっと、繋いでくれる智くん。
「いれるよ?息吸ってしょーくん」
つぷりと、指がはいってくるのがわかる。
「んんん、ッあ、いたぁ、」
「きっつ、しょーくん力抜いて、」
「む、はぁ〜、んんッ」
智くんがはいってくる違和感と痛いのがまざり
涙がでてくる。
「しょーくん、はいった、動かすよ」
中を擦られながら、智くんの手が出たり
はいったりする。
「あっ、はぁあ、ッッ、んあ」
痛さが、快感に変わるまで俺は、智くんの手を
強く握りしめていた。
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