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Redline【気象系BL】

第6章 ココア〈O×S〉


~O.





ずっと棚の中で眠ってたお菓子達を何個か
取り出し、しょーくんが待ってるリビングへ行く。
食べよと笑えば、可愛く笑って返してくれる。
だけど、ちょっと雰囲気かわった?
オレの勘違いかな?ずっとしょーくんの頬が緩んでる。
「しょーくん、いい事あった?」
「んッ!?なんで、?」
少しむせてこちらを見るしょーくん
その目は少し動揺してて、揺れていた。
「ん〜、何となく、」

「ぁ、お菓子まだある?」
テレビを見ながら食べてたお菓子が底をつきかけた
時、しょーくんが問いかけてきた
「あるよぉ、あー、棚の中」
ふいと台所の棚を指差せば、短い返事をし、
しょーくんは棚の方へ歩いていった。
オレは、その隙をみて、しょーくんが飲んでた
ココアにネットで取り寄せた、まぁなんだ、
媚薬?をいれた。
即効性だったかなぁ、説明書読んどきゃよかった。
そう思い、自分のココアに口をつけた。

別に、今の状況に満足してない訳じゃないよ。
ただちょっと、いつもより乱れたしょーくんが
見たいだけ。
そんな、好奇心で入れてみたけど、
「効くんかなぁ、」
しばらくして、色々持ってきたしょーくんが
再びオレの隣に座る。
「何かさぁ、チョコ、多くない?」
テーブルに広げて一言。
「んは、ホントだ、無意識だわぁ」
「確かに、いっつも、買っちゃうよね」
そう、二人で笑い合い、お互いカップに口をつける。
オレは内心、ドキドキ感と不安感が混ざってた。

所詮ネット。されどネット。
お互い話ながら数分。しょーくんに違和感が
ではじめた。
「…、智く、何か、あつい…」
オレは、心の中でニヤニヤしながら、
「しょーくん、大丈夫か?」
何て、しょーくんの体に触れた。




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