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Redline【気象系BL】

第6章 ココア〈O×S〉


~S.




冷たい水で洗って、手が冷えたけど、
そのままココアの粉をいれてたら智くんが、
近寄ってきて、
「うわ、手ぇ冷たっ、温めてきなよ」
と、俺からコップをとった
「いいの、飲めば温まるから、」
そう言ってコップに手を伸ばせば遠くに置かれる。
「もう、!俺は智くんと一緒にいたいの、!」
少しむすっとすれば、笑いながら知ってる。と
言う智くん。
「でも、お湯ちょっとかけな、」
そう言い蛇口からお湯をだす。
「ん、わかった、」

「あ〜、お湯っていいね、温かい、」
隣でくるくるスプーンを回してる智くんに言えば
笑い声が返ってくる
「ちょっと、何で笑うの、」
「いやだって、おっさんみたい」
「まだお兄さん、!」
「んはは!こだわるねぇ」
はいしょーくん。とお揃いのマグカップを渡して
くる智くん。
それを受け取り、いつも通りリビングのソファに
座れば、智くんもまた、隣に座る。


いや、ホントはさココアを使いたくないけど、
今飲んでるのココアしかないから、
これで試すしかないんだよね。なんの事、?
あぁ…、たまたまネットで見つけたまぁ、所謂
媚薬ってやつよ。えぇ、別に今の状況に満足
してない訳じゃないけど、ちょっとね、試して
みたいだけ。
そんな好奇心で買ってみたやつは、勿論智くんには内緒。
だってばれたら、俺が飲まされる。

「ん、ちっとトイレいってくる」
智くんが席をたった後、俺は持ってた小瓶をだし、
彼のカップの中に液体を入れていく。
「ほんとに、効くのかなぁ」
不安になりつつも、帰りを待ってると、
ガサガサとお菓子を持ってきた智くん。
「ずっとあるから、食べちゃお」
そう、いたずらに笑う智くん。
「んふふ、いいよ」
俺もそれに笑い返した。




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