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Redline【気象系BL】

第6章 ココア〈O×S〉


~O.




家に帰ってきて、はぁー寒い!と言いながら
暖房をそそくさとつけ始めるしょーくん
その手にはさっき買ったカップの袋がしっかり
握られていて、
ついつい、クスクスと笑いがもれたら、
「ちょっと、何笑ってるのさ、」
と、しょーくんが頬を膨らましながらよって来た

「いや、何でもないよ、」
そう言い、台所にはいればちょこちょこついて来て
何飲むー?何ていうしょーくん
「しょーくんマグカップ使いたいの?」
「ぁ、や、別にそう言う訳じゃ…、」
少し目線を逸らしながらちらりとマグカップを見る
ホントさ、わかりやすいっていうか…、
「洗ってからじゃないと、使えないよ」
「俺が洗うから…、使ってくれる?」

潤んだ切なげな目に見つめられ、俺は笑いながら
「使うに決まってるじゃん」
と言った
「ほんと!?よかった…、」
オレの言葉にホッとしたのか、控えめに笑うしょーくん
うん、可愛さ100点。
しょーくんの手を引き、短いキスをしたあと
オレは何もなかったかのように、洗っておけよ
と言いながらトイレに行った。
「んふふ、しょーくん顔真っ赤だった、」

しょーくんはいつまでたっても初々しいから。
まぁ、そこがいいんだけどね。だからね、今回、
新たな試みをしてみようかと、珍しくオレは
ネットを漁り、ある物を手に入れていた。
まぁまぁそれは、お楽しみとして?
ただ座りこんでたトイレから、出て行けば
しょーくんが、真っ赤な顔で
「智くんのばか!」
と、可愛く叫んでた。それにオレは適当に
はいはいバカですよ。とあしらいつつ、
水の冷たさに顔を顰めながらマグカップを洗う
しょーくんを見てた。
やっぱさ、可愛いよねぇ、



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