第5章 甘党〈A×S〉
~A.
お風呂からでて、体を冷ましながら翔ちゃんと
一緒にテレビを見てたら、
「雅紀、そう言えば今日ハロウィンだよ、」
少し上目遣いで話す翔ちゃんの目は何故かキラキラ
してた
「あ、!お菓子欲しいの?」
そう聞けば、もの凄い首を縦に振り、可愛く
頂戴とおねだりしてきた
「ふふん、ちゃんと用意したよ!!」
そう言い、コンビニの袋を広げる
「うわぁ!いっぱいある!あ、これ!」
翔ちゃんはいつも食べてるチョコの箱をとり、
自分のとこに置いた
「それ好きだね、美味しいの?」
「んふふ、カカオが少し入っててね、美味しいの」
「カカオ入ってるの?どれ位〜?」
「んえっと、あ!70だって、!」
そう言い箱を見せてくれる
あー、ハロウィンかぁ、仮装したいなぁ、
って思って翔ちゃんをみてたら、この天才相葉さん
思いつきましたよ!!
思いついたら即行動が俺のいいとこだよね!!!
「翔ちゃん翔ちゃん!仮装しよ!!」
「へ、?仮装?衣装ないよ、?」
「あるよ!!翔ちゃん!!まってて!」
そう言って、寝室のクローゼットまではしってって
いつか着せようと、買っておいたまぁ、所謂
メイド服と言うものを持ち、また翔ちゃんのとこ
まで戻る。
「はい!これ着て!ハロウィンだから!」
「ま、!やだ!これは無理!」
見た瞬間、無理と声を張る翔ちゃん
「何で!?可愛いのに!!」
「だって、スカート短い…、」
俯きながら、スカートの裾を指差すので、見れば
まぁー、ミニスカ?ってやつよ、
俺は着て欲しいのになぁ、絶対似合うじゃん、
「あ、わかった!着せたげるよ!」
ひらめいた!みたいに翔ちゃんに近づけば
「ほんき!?絶対やだ!!俺男だもん!!」
普段からは想像できないスピードで後ずさる
「えぇ、見てみたかったのに…、メイド姿、」
「ぅぐ、…、一瞬、なら、いいよ、」
ここは俺の作戦勝ちってことで、?着せちゃいましょ!!
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