• テキストサイズ

Redline【気象系BL】

第3章 裏の裏〈O×S〉


~O.





10月某日。よる八時ジャスト。
規定の店の個室で相手が来るのを待っていると、
ごめんなさい遅れた。と襖があいた。
「よ、久しぶり、今来たとこ」
ニコリと笑って相手に座るよう促す。
「嘘よ、智くんの今は今じゃない、」
「んはは、よく知ってるね、流石」
メニュー表を渡しながら答える。

「そのせいで翔くんに会うときいつも早くでるのよ」
わざとらしく頬を膨らます相手に、
「んなの、お前が勝手にやってんだろ、?」
と、適当にあしらう。
「で、今日は、?なんの用」
メニュー表を見ながら聞いてきた為、
「知ってるだろ、ほら、次はいつ会うの」
と、かえす。
「えー、今週の土曜日」
「好きだねぇ、土曜日」
背伸びをしながら言えば、しょうがないじゃん。
と呼び出しボタンを押した。
遠くの方でピンポーンと音がなり、パタパタと
店員が来る音がした。
ご注文は?と聞かれた彼女は、メニュー表を見ながら
「これと…、これ下さい」
と、簡潔に言った。
「好きだねぇ、カクテキ」
「智くんも刺し身すきね、」
料理がくるまで他愛もない話をしていた。


「そろそろしょーくんさ、お前に飽きてんじゃ
ねぇの?」
酒を交えながら言えば
「知ってるわよ。だから他の子見つけたのよ」
そう言って名前などがメモしてある紙をテーブルの
上に出す。
「ふぅん、やるね」
しょーくんにとって4人目、?いや、5人目になる
女のコをオレは冷めた目で見ていく。
「あとで勿論写真だすよね?」
「そりゃ勿論。私的にこの子いいと思う」
トントンとテーブルの上の紙を指で叩く。
「んはは、やっぱりふわふわ系」

2時間位?そん位話して、次回会う時は写真見して
もらうと約束し、お開きした。

オレが何してるかって、?
見たまんま、オレが仕組んでるの。



.
/ 135ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp