第3章 裏の裏〈O×S〉
~A.
はぁ〜い、俺でーす!相葉ちゃん!!
今日はね、五人揃っての仕事でね、朝結構早めの
時間集合で寝坊しかけたんだ、
急いで楽屋のドアを開けると、何故かしょーちゃん
以外の皆が揃っていた。
「あれ、しょーちゃんは、?」
近くに居たリーダーに問いかけると少し、困った
顔をして、
「ごめん、ちょっと遅れるって、」
と、謝った。
「珍しいね、?何かあったのかな、」
しばらくして再び楽屋のドアがあき、しょーちゃん
が顔を覗かせる。
「あ、!!おはよ!」
そういえば申し訳なさそうにおはようとかえして
くれた。
「翔さん珍しいですね、遅れるなんて、」
「いやぁ、昨日の夜友達と飲みすぎて…、」
ニノの隣に座りながらそう言うしょーちゃんは、
何だか、満たされた様な顔をしていた。
俺がずっとしょーちゃんを見てると隣にいる
リーダーがどうした?と聞いてきたから、
「んーん、なんでも、」
と返し、スマホに目を向ける。
「じゃあ、今日はこれで終了です」
スタッフの声掛けとともにおつかさま〜と言い
楽屋への道を歩いていく。
うん、やっぱりしょーちゃん、昨日飲みすぎたと
言うわりに絶好調だった気がする。
前を歩いているしょーちゃんを見ながら、
そう考える。
気のせいかな、?俺の思い違い、?
「んー、まぁいっか、」
楽屋のドアが再び閉まる音がした。
「しょーくん、今日は?」
「んー、何もないよ、」
「そ、何か食べいくか、久しぶりに」
横で二人がしてる会話に耳を立てる。
最近、リーダーはしょーちゃんの予定を聞いている。
前はなかったのに。
「相葉くん?どうしたの?」
「んぇ?松潤〜、最近さ、あの二人変じゃない?」
近づいてきた松潤に小声でそう問えば、
「うーん、予定を聞いてる事が、?」
「うん、前はなかったのに、どうしたんだろ」
「そう思うと、確かにね、」
俺らは知らない。
二人の秘密を。