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Redline【気象系BL】

第3章 裏の裏〈O×S〉


~S.




夕方、智くんに行ってきますを言って外にでる。
勿論、周りにバレないようにね、?
約束の時間に指定場所にいけば、其処には
もう人影が見えた。
急いで側により
「ごめん、待った、?」
と聞けば相手は今来たとこ。と笑う。
「んはは、!それ男が言うもんだよ、」
と、笑い返せば、
「一回言ってみたかったの!」
と、無邪気に笑う彼女。

彼女の自室のソファに座り、手料理をまつ。
彼女と出会ったのは何ヶ月か前。
別に恋人ではない。言うなればただの
友達以上恋人未満の関係。
「はい、できたよ!今日はパスタだよ!」
テーブルに置かれた料理達を眺め、彼女に
「いつもありがと!じゃあ食べよ!」
と声をかける。

周りから見たら最低だ。とか言われるかもしれない。
でもそんなの、慣れっこだ。
彼女がつくってくれたパスタを口に入れながら
そんな事を考えてると、彼女の手が近づき、
俺の頬を撫でる。

「元気ないの?眉間に皺よってる、」
「まじで?んじゃあ元気ないかも、」
その手を取り、自分の方へ引き寄せる。
「じゃあ、私が癒やしてあげなきゃ、」
迫る彼女の顔に抵抗せず、口をつけてく。
チラリと時計を見ればまだ8時前。
「風呂入っといで、一回なら、できる」
そう彼女に言い、先に寝室へ入る。


「翔くん、お待たせ」
扉の所にたって俺の名前を呼ぶ彼女。
ギシリと音をたて歪むベット。
「元気がない翔くんを、私が癒やしてあげるね?」
俺の上に居る彼女は小さく鳴きながら、
体を動かす。
俺はこれを最低だとは思ってない。
止まれないんだ。誰にも言えない。
「んッ、いつも、ありがとな、」
華奢な体を引き寄せ、その時間に酔う。

智くんは知らない。
こんな俺を。




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