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Redline【気象系BL】

第12章 チョコレートデイ


~N.





今日は俺は一日オフ。でも翔さんは昼間で仕事。
ゲームの音だけが響く翔さん家のリビング
しばらくすればガチャリと玄関が開く音がした
「おかえり翔さん」
そう言えば、テレビでは見せないふわりとした
笑顔を俺にみせた。
あぁ今日も可愛いなぁ、きっと大事そうに持ってる
コンビニの袋は世の中一色に染まってるバレンタイン
の代物だろう。
顔がニヤけるのがわかった。
わざとらしく翔さんにこれ何ー、なんて聞けば
また可愛い反応をみせる

「翔さん、はいあ〜ん」
「えっ、!やぁ…俺は、いいよ、!」
「俺がいいって言ってんの、ほら口あける〜」
「んむぅ、、あ〜…、」
何て、少し頬を赤く染めて口をあける翔さん
いかん、下心が働きそう、それを振り払う様に
翔さんの口の中にチョコをいれた
「ん〜、!美味しい!」
「でしょ?俺一人で何て勿体無いから、」
一緒に食べよ。と再び翔さんにチョコを渡す
「にしても、買ってきすぎじゃない、?」
「そうかな〜、でも冷静になると、買いすぎか…、」

「お昼どうする?このままじゃチョコだよ」
時計をちらりと見て隣の翔さんに言えば、
「……、カップ麺?」
えへ、なんて首を傾げる
「はぁ〜〜、可愛すぎかよ、」
「ちょ、和…!」
思わずぐい〜と体重を翔さんにかけ、倒していく
「なになに、何で俺倒されたの、」
「計算してんの?それ、」
「へ!?してないしてない!!」
少しというか、かなり焦ってる翔さんはとても可愛い
「あの………、お昼は、?」
少し上目で見つめてくる翔さん

「ん〜、翔さんかな」
ニッコリそう言えば、ひぇ、なんて声が聞こえる
「待って待って、和、っ!」
「無理、待てない」
「そんなぁ〜〜〜っ!」
潤んだ瞳を寄越す翔さんを尻目に、上着を捲る
翔さんの素肌に指を這わせながら、口づければ
自ら求めてくる翔さん
ほのかに香るチョコレートの匂い
甘いその匂いと、翔さんの可愛さに俺は酔っていく





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