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Redline【気象系BL】

第12章 チョコレートデイ


~S.





一人でも出来ると思ってた。けど、自分の不器用さを
侮っていた様だ、
チョコ溶かすだけなのに苦戦した…、
「…ごめん雅紀、」
「何でしょーちゃんが謝るの…、俺がやりたいからやるの」
そう、頭を撫でられる
容器に入れ終わったチョコを冷蔵庫にいれる
先に入れておいたやつをだしてラップをとる
「さ、しょーちゃん丸めよ、?」
そう笑う雅紀に申し訳ないけど、
「もう大丈夫だから、座ってて、?雅紀」
「そう、?じゃあ見てるね」

一個ずつコロコロと丸にしてくけど、雅紀の視線が
凄い気になる、
「あの、雅紀…、ずっとみてるの?」
「ん〜?頑張ってるしょーちゃん見てたいから見てる」
そう言われて、顔に熱が集まるのがわかった
「照れてるの?」
「…照れてない、」
コロコロしながら、笑ってる雅紀に声をかける
「顔、赤いよ…?」
「あ、赤くないもん、!」
丸まったチョコをココアパウダーの中に落としていく

「できた!雅紀、できた!」
お皿の上に出来上がったトリュフをのせ、雅紀の
いるとこへ歩いていく
「お疲れ様、しょーちゃんも食べよ?」
「いや、俺は…、いいよ」
「俺が一緒に食べたいから、ほらおいで」
結局、この雅紀の笑顔に勝てず、ぽすりと隣に座る
「はいじゃあしょーちゃん、食べさせて?」
「え、!?…、やんなきゃだめ?」
「うん、俺食べさせて欲しいな〜」
ニコニコと言う雅紀、その笑顔が…悪魔の笑みにみえる、
「しょうがない、いいよ、」
チョコ一個持って、差し出せば、手首を捕まれ
指ごと口の中に入れられる

「ふぇ!?…ちょ、ま、まさき、!」
手首をがっしり捕まれてる為、動かせなくて
雅紀の舌が俺の指を舐めるのがわかり、ぞくりと
する
「んふふ、ごちそうさま」
「はっ…、馬鹿雅紀っ!」
「もう一回やってよ、」
「やんない、っ!もう、!」
いま絶対、顔赤い…、
それを誤魔化す様に、チョコを口の中にいれる





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