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Redline【気象系BL】

第10章 鉛色の空〈M→S〉


~J.




お正月も過ぎれば、いつも通りの日が戻ってくる
正月気分から抜けきれず、ミスが増える時期
でもある。
そんな事しないように、自分に気合をいれ
めの前の楽屋の扉を開ける。
「おはよ〜」
そう言って中を見れば、勿論、翔さんは居て、
でも今日はニノもいた。
「おはよ、潤くん」
「おはよ…どうしたの?はやいね今日」
翔さんから少し離れた椅子に座れば、ニノは声
を潜めながら
「前に相葉さんが、貴方たちの空気が重い、
って言ってたから、様子見?」
何て、いたずらに笑った。

「そんな、心配かけてた、?」
「だいぶね、無理に距離置こうとしなくても
いいんですよ」
俺の心を見透かした様に言った
「いや、そんな事…、」
「少なくとも、昔とは違うんです。今は」
「…っ、ごめん…」
「ちゃんと相談相手がいますから、」
「うん…、ありがと、ニノ」
側にあった飲み物を取った時、ふと視線を感じ
その視線の先を辿ると、翔さんと目があった
「…二人で仲良く何、話してたの?俺ぼっち
だったんだけど〜、」
読んでた新聞はそのままで、口を尖らせた
その顔も可愛いな、って思った。

「大事な相談してたんです〜、」
戯けたように隣でニノが答えると、翔さんは
新聞をおいた
「俺には言えないの?ますますぼっち、」
「まぁまぁ、俺がいますよ翔さん」
席を離れ、翔さんに抱きつくように迫って
いったニノを見てると、ガチャリとドアが開いた
「まつじゅーん!おはよう!」
ちらりと、ニノ達の方を見たあと、当たり前の
様に隣に座った相葉くん
ニノの話を聞いた後だから、なんとなく…
意識してるのかな、と思った
「ごめん、相葉くん…ありがと」
「ん?ぜんぜん、?てかさぁ、松潤いつになったら
しょーちゃんと話すの?」

「ぇ、俺そんな話してない?」
「楽屋ではね、カメラあると平気だよね」
まったく意識してなかった事を言われて、
少し動揺する。
まじか、全然わかんなかった、





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