この好かれ方は好きじゃない!!【ヒロアカ】【BL】
第2章
何時間経った?それともまだ数十分だろうか、うつ伏せの体制のまま、ナカをずっと指だけでいじられている。
決して前立腺等には触れずにずっともどかしい快楽を与えられている。
「くんの縦割れアナルずっと気持ちよくなるのはいいけど、射精できないから辛いわよ?」
そう、射精ができないというのは責め苦……いや前戯が始まる時から尿道にブジーを挿れられているためだ。
「ゔッ……んっ…」
顔は熱いし頭は真っ白になっている、何度も腰が大きく跳ねその度精を吐き出せないもどかさが苦しい、もう嫌だ。
「ミッドナイト……さぁッ…んっ…!」
「なぁにくん」
「もっ……や……イキたい…ッ…」
「えーだめよ、まだ40分よ?」
「やっ……もうやぁ…ッぁッ!!」
涙と鼻水でぐずぐずになった俺の顔を見てミッドナイトさんはにこりと人の良い笑みを浮かべたあと、すぐに表情を変え黒い笑顔を見せた。
「私そういう加虐心刺激される顔大好きなのよね♥」
ぞわりと再び鳥肌が立った。
「大丈夫、次はちゃんと触ってあげるから、ね?」
ゴリッッと前立腺を刺激され一瞬意識が飛ぶがすぐに自分の涙の熱さで意識が戻ってしまう。
「い゛やぁッ……あっ!……ひッぅうぁ!…やっ…やだぁ……もうやだぁ…ッ!」
さらに涙が出てえずいてしまう、悲鳴のような喘ぎ声と泣き声が部屋に反響する。
その時
「ミッドナイトさん、あまり虐めないでくださいよ」
イレイザー先輩が仮眠室に入ってきた。
「あらイレイザー、そんなに後輩が可愛いの?」
「当たり前じゃないですか」
そう言い先輩は俺のすぐそばまで来て頬を撫でる
「大丈夫か?」
「…だいじょうぶゃ……ない…れす」
すすり泣きながら先輩の手に擦り寄ると、先輩はもう片方の手で俺の頭を撫でる。そのおかげで過呼吸は少しばかりよくなったようだった。