この好かれ方は好きじゃない!!【ヒロアカ】【BL】
第2章
結局爆豪のソレを口で抜き、家まで何事もなかったように送り届けたのだが
“いつだって空回り”
前にそうミッドナイトさんに言われたことを思い出した
【当時の職員室内】
マイク「見ろよー!ショータの顔!」
「なんですか…マイク先輩……」
俺が椅子をくるりと回し後ろを見ると
「ッブッッハ!!」
髭を綺麗に剃ったイレイザー先輩が居た
相澤「笑うな」
俺は立ち上がり先輩の近くに寄る
「はっー……、先輩もこう見ると顔整ってますよね」
そう言った瞬間先輩が思いっきり地面と平行に腕を振ってきた
マイク「手っをよっこにー♪」
「あっら危ないッ!!」
俺は咄嗟にしゃがみそれを回避する
しかし
「ッでっ!!」
足で横腹を蹴られた
「先輩……そこは乗ってくださいよ」
相澤「誰が乗るか」
マイク「なんだよショータから褒められたんだからいいじゃんよ」
相澤「あ゛?」
先輩はドスの効いた声でマイク先輩を脅す
マイク「ナンデモナイデス」
「ていうか、なんで剃ったんです?髭」
先輩は少しだけ驚いた様な顔をして「さぁな」と一言残し職員室から出ていき、マイク先輩も後に続いていった
「なんで答えてくんないんですかね」
小さくそう呟くと
ミッドナイト「本当に朴念仁、違うわねいつだって空回り、そっちの方が君には似合うわね」
「朴念仁のつもりはないんですが」
ミッドナイト「そーいうとこよ」
「はぁ…」
【現在】
あの時に言われた「朴念仁」やら「いつだって空回り」、前者はともかく後者はなんとなく分かってしまう
とりあえず、何も無かったように振る舞うのが当たりのはずだ
その行為が朴念仁、なわけないよな