この好かれ方は好きじゃない!!【ヒロアカ】【BL】
第2章
義手を装着し学校へ向かう、今日は雄英高校の体育祭
俺もしてたんだなぁ、なんて過去を振り返りながら俺は見回り強化のためか観客席の見回りを頼まれた
職員で見回りしてんのは俺だけなんですけどちょっと
仕方ねぇかと思いつつ死神ペインとしての学校で客席の後ろを歩き回る
傍から見たら俺が不審者だぞこれ
まぁイレイザー先輩よりかマシな気がするけど
競技はどんどん進んでいき騎馬戦も終盤を迎え次の競技を迎えていた
しっかりと見ることは出来ないが轟の調子が少しおかしいのはわかった、エンデヴァーさんが来ているからだろうか
俺は横目で緑谷と轟の勝負を見る
嫌な予感がしてきた、クソみたいな戦闘になりそうだぞこれは
熱くなることはいいことだが倒し合いになるのは良くない、緑谷は轟をヒーローにしたいんだろうな
同じクラスメイトとして
ヒールを鳴らしながら俺は再び見回りに戻ろうとすると
大きな爆音、突風
俺は目を見開き客に被害がないか確認すると
女児「きゃあァアッ!!」
女児が風に体を持っていかれ飛ばされていた
刹那
俺は跳躍し義手で女児を掴み胸に抱き寄せた
「落ち着け、俺が助ける」
そう伝えれば女児は顔を上げた、そのとき
女児の目が赤く光っていた
「個性か、構わん、そのまま抱きついてろ」
俺は観客席の前にある手すりに足を乗せ着地する
そのとき轟と目が合った
そりゃそうか、人が上から降ってきたんだからな
俺は大丈夫だと言うつもりで手を軽く振ると轟は勝利を告げられたからか退場していった。