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この好かれ方は好きじゃない!!【ヒロアカ】【BL】

第2章 


さっさと歯磨きを済ませ荷物を持ち準備室の扉を閉める

鍵をキーチェーンに掛けて職員室に寄り先輩に挨拶をして帰ろうとしたとき

オールマイト「くん」

「なんですか?」

オールマイト「一緒に帰ろう!」

「………いいですよ」

オールマイト「やったね!」

「ただしトゥルーフォームでです、俺もメイクは落として帰るんで」

オールマイト「わかってるよ!」

この人は語尾によく「!」が入るがなんなんだ、幼女かこの人は

俺はメイクを落として髪も下ろす

「帰りますよ、俊典サン」

俊典「手は繋ぐ?」

「繋げません」

俊典「あ、そっか……折れてたか……ごめん」

「……繋がりましたよ、もう、今は……その…恥ずかしかっただけです、家でなら…いいですけど」

俊典「!!楽しみにしておくよ!」

犬のように喜ぶ俊典サン、俺はこの人が好きだ

人間としてのこの人が、八木俊典さんが

自然と口角が上がってしまう

俊典「くん、笑ったね」

俺の頬を人差し指でなぞり先程までとは違う笑を見せる

「笑ってません」

俺は指を避け俊典サンのいる方と逆の方を向いた

俊典「いじけないでくれよくん」

「いじけてないです」

俊典「こっちむいて」

「やです」

俊典「」

「……やです」

俊典サンは俺の顎を持ちぐいっと俊典サンの方へ向ける

なんですか!と言おうとした時に口を口で塞がれた

「ッ!!外ですよ!!」

俊典「大丈夫、大丈夫、くん傍から見たら女の子だから」

「んなわけないでしょ」

ここが狭い道でよかったと心底思った

俊典「くん顔赤いね」

「誰のせいですか」

俊典「私のせいかな?」

「当たりですよ」

俺はより一層顔を赤くさせて歩いた
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